実装

Gradio

グラジオ

一文定義

機械学習モデルのデモWebアプリを数行のPythonコードで構築できるライブラリ。Hugging Face Spacesとの統合でAIデモの公開が容易。

詳細解説

Gradioとは、機械学習モデルやAPIのインタラクティブなデモWebアプリケーションを、わずか数行のPythonコードで構築・共有できるオープンソースライブラリです。Abubakar Abidが2019年に開発を開始し、2021年にHugging Faceが買収しました。HTML・CSS・JavaScriptの知識不要でAIモデルのUIを構築できるため、研究者・開発者のデモ公開ツールとして広く普及しています。

設計思想として、Gradioは「Interfaceパターン」を採用しています。入力コンポーネント(テキスト・画像・音声・ファイル等)と出力コンポーネントを定義し、その間を処理関数でつなぐだけでWebアプリが完成します。`gr.Interface(fn=predict, inputs="text", outputs="text").launch()`のように3行でデモが起動できます。

主要コンポーネントとして、`gr.Interface`(シンプルな入出力デモ)・`gr.Blocks`(柔軟なレイアウト構築)・`gr.ChatInterface`(チャットボットUI専用)を提供します。特に`gr.ChatInterface`はLLMアプリのデモに最適化されており、ストリーミング表示・会話履歴管理・マルチモーダル入力をサポートします。

LLMアプリ開発での活用として、(1)チャットボットデモ:`gr.ChatInterface`でOpenAI・Anthropic・ローカルLLMのチャットUIを即座に構築、(2)RAGデモ:ファイルアップロードとベクター検索を組み合わせたQ&Aデモを数十行で実装、(3)画像生成UI:Stable Diffusion等のモデルをテキスト入力→画像出力のインターフェースで公開、(4)音声AI:Whisper等の音声認識モデルのリアルタイムデモを構築があります。

Hugging Face Spacesとのネイティブ統合により、GitHubリポジトリをプッシュするだけでデモが自動デプロイされ、世界中のユーザーがブラウザからアクセスできます。Streamlitとの棲み分けとして、Gradioは機械学習モデルのデモに特化し、Streamlitはより汎用的なデータアプリ向けとされています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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