一文定義
入出力例を含む構造化されたプロンプトの再利用可能な雛形。一貫した出力品質を保ちながらLLMに特定のタスクパターンを教示する。
詳細解説
フューショットテンプレート(Few-shot Prompt Template)とは、LLMに特定のタスクを実行させる際に、期待する入出力のパターンを示す具体的な例(ショット)を含む構造化されたプロンプトの雛形です。プロンプトテンプレートのうち特にFew-shotの例示部分を体系的に管理するための設計パターンです。
テンプレートの典型的な構造として、(1)タスク説明(Task Description):LLMに何をしてほしいかの指示、(2)Few-shotの例示(Examples):「入力→期待する出力」を2〜8件ほど提示、(3)現在の入力(Current Input):実際に処理したい入力を配置する変数プレースホルダーで構成されます。
LangChainでの実装例として、FewShotPromptTemplateクラスが例示リストを受け取り、ExampleSelectorと組み合わせることで現在の入力に最も関連する例を動的に選択してテンプレートに挿入できます。これにより少ないトークンで高品質な出力誘導が可能です。
フューショットテンプレートが特に有効なユースケースとして、(1)特定のJSONフォーマットでの情報抽出、(2)一貫したブランドトーン・文体での文章生成、(3)ドメイン固有の分類タスク(業種コード付与・感情分析)、(4)数学・論理の推論パターンの提示があります。
テンプレート品質のベストプラクティスとして、例示はタスクの多様なケースをカバーするよう設計し、曖昧な例・例外ケースを意図的に含めることで頑健性が上がります。また例示の順序も重要で、最後に置いた例がモデルの出力に最も影響を与える傾向があります。
参考情報・出典
- ▸Few-shot prompt templates – LangChain Documentation— LangChain(参照日: 2026-02-26)
- ▸Prompt engineering – OpenAI Documentation— OpenAI(参照日: 2026-02-26)