実装

Pinecone

パインコーン

一文定義

クラウドネイティブなベクターデータベースサービス。高速なセマンティック検索とRAGのインフラとして広く採用されている代表的なVector DB。

詳細解説

Pineconeとは、2019年に設立されたベクターデータベース専業のクラウドサービスです。エンベディングベクターの保存・インデックス化・高速近似最近傍(ANN)検索に特化したフルマネージドサービスとして、RAGシステム・セマンティック検索・レコメンデーションエンジンのインフラとして広く採用されています。

技術的特徴として、(1)高速ANN検索:独自のPod型インデックスとServerlessインデックスを提供。Podベースはカスタムハードウェアで超低レイテンシを実現(P1/S1/P2ポッド)。Serverlessはベクター数に応じた自動スケーリングでコスト効率が高い、(2)フィルタリング検索:メタデータフィールドを使った条件付き検索(例:特定カテゴリ・日付範囲・ユーザーIDでのフィルタリング)により、純粋なベクター類似度検索より精度の高い実用的な検索を実現、(3)ハイブリッド検索:スパースベクター(BM25/TF-IDF)とデンスベクター(エンベディング)を組み合わせた検索により、セマンティック検索とキーワード検索の両長所を統合、(4)名前空間(Namespace):同一インデックス内でデータを論理的に分離する機能。マルチテナント対応に活用、(5)リアルタイム更新:ベクターのUpsert・削除・更新がインデックス全体の再構築なしにリアルタイムで反映があります。

エコシステム統合として、LangChain・LlamaIndex・Haystack等の主要LLMフレームワークがPineconeのネイティブインテグレーションを提供しており、数行のコードでRAGパイプラインに組み込めます。OpenAI・Cohere・HuggingFace等の埋め込みモデルと組み合わせた使用例が豊富に公開されています。

競合との比較として、Weaviate・Qdrant・Milvusがオープンソース(セルフホスト可)なのに対し、Pineconeはクラウド専用のフルマネージドサービスのため、インフラ管理不要の代わりにデータをPineconeのクラウドに預けることになります。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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