基礎概念

オープンウェイト(Open Weights)

オープンウェイツ

一文定義

モデルの重みパラメータが公開されているが完全なオープンソースではない状態。Llama・Gemmaが代表例。訓練データ・コードは非公開でも推論・ファインチューニングは自由にできる。

詳細解説

オープンウェイト(Open Weights)とは、AIモデルの学習済みパラメータ(重み)が公開・ダウンロード可能な状態を指す用語です。従来「オープンソースAI」と呼ばれていたモデルの多くは、実際にはモデルの重みのみが公開されており、学習データ・学習コード・データ処理パイプライン等が非公開であるため、ソフトウェアの伝統的な「オープンソース」の定義とは異なります。この区別を明確にするために「オープンウェイト」という用語が使われるようになりました。

「オープンソース」との違いとして、(1)オープンウェイト:モデルの重みパラメータが公開。推論・ファインチューニング・デプロイが可能。ただし学習データ・学習コード・データ前処理パイプラインは非公開の場合が多い。Llama・Gemma・Mistral・Qwen等が該当、(2)フルオープンソース:モデルの重み・学習データ・学習コード・評価コード・ドキュメントがすべて公開。OSI(Open Source Initiative)の定義に準拠。OLMo(AI2)・Pythia(EleutherAI)等が該当、(3)プロプライエタリ(クローズド):モデルの重みが非公開でAPIのみ提供。GPT-4・Claude等が該当、と区別されます。

ライセンスの多様性として、オープンウェイトモデルのライセンスは様々です。(1)Apache 2.0:商用利用・改変・再配布が自由(Mistral・Qwen等)、(2)Llama Community License:商用利用可能だが月間アクティブユーザー7億人以上の場合はMetaの許可が必要、(3)Gemma Terms of Use:研究・商用利用可能だが一部制限あり。利用前にライセンスの確認が重要です。

AI業界における意義として、オープンウェイトモデルは(1)研究の再現性と透明性の向上、(2)ファインチューニングによるカスタマイズ、(3)ローカル実行によるプライバシー保護、(4)プロプライエタリモデルへの競争圧力を提供し、AI技術の民主化に大きく貢献しています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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