実装

llamafile

ラマファイル

一文定義

Mozillaが開発した、LLMを単一実行ファイルとして配布・実行できる仕組み。インストール不要で配布でき、Windows・Mac・Linux全対応。ローカルLLM普及の新しいアプローチ。

詳細解説

llamafileとは、Mozillaが支援するJustine Tunneyが開発した、大規模言語モデルを単一の実行可能ファイルとして配布・実行できるオープンソースプロジェクトです。モデルの重み・推論エンジン・Webサーバーをすべて1つのファイルにパッケージングし、インストール不要・依存関係なしでWindows・macOS・Linux・FreeBSD上で実行できます。

技術的な仕組みとして、llamafileは(1)Cosmopolitan Libc:複数OS向けのバイナリを単一ファイルに統合するポータブルCライブラリ。1つの実行ファイルがWindows(.exe)・macOS・Linuxのすべてで動作、(2)llama.cpp:ggerganovが開発したC/C++実装のLLM推論エンジンをベースに組み込み、(3)gguf形式:モデルの重みをgguf(GPT-Generated Unified Format)形式で実行ファイル内に埋め込み、(4)組み込みWebサーバー:ファイルを実行するだけでローカルにWebサーバーが起動し、ブラウザからチャットUIにアクセス可能、という技術を組み合わせています。

使い方として、(1)llamafileをダウンロード(例:`mistral-7b-instruct.llamafile`)、(2)実行権限を付与(macOS/Linux:`chmod +x`)、(3)ダブルクリックまたはターミナルで実行、(4)ブラウザが自動で開きチャットUIが表示、という4ステップで完結します。Python・Docker・GPUドライバー等の事前セットアップが一切不要です。

LLMの民主化における意義として、llamafileはOllamaやLM Studioと同様にローカルLLM実行を可能にしますが、「単一ファイルで完結する」というシンプルさが際立っています。USBメモリやメール添付でLLMを配布できるため、企業のオフライン環境やインターネット接続のない環境でのLLM活用、AIリテラシー教育での教材配布等のユースケースで独自の価値を持っています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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