実装

Groq

グロック

一文定義

LPU(Language Processing Unit)独自チップでLLM推論を超高速化するサービス。Llama・Mistral等をOpenAI互換APIで低レイテンシ提供。

詳細解説

Groqとは、独自開発のLPU(Language Processing Unit)チップにより、LLMの推論を超高速・低レイテンシで提供するAIインフラ企業およびクラウドAPIサービスです。Jonathan Rossが2016年に設立し、従来のGPUベースの推論と比較して数倍〜数十倍の高速処理を実現しています。

設計思想として、Groqは「推論に特化したハードウェア」を志向しています。NVIDIAのGPUが汎用的な並列計算に優れているのに対し、GroqのLPUはTransformerモデルの推論に特化した回路設計(TSP: Tensor Streaming Processor)を採用し、メモリ帯域のボトルネックを解消しています。この結果、Llama 3等のモデルで毎秒500トークン以上の出力速度を達成しています。

主要機能として、(1)超高速推論API:Llama 3.1・Mistral・Gemma等のオープンソースモデルをOpenAI互換APIで提供。レイテンシはミリ秒単位、(2)バッチ推論:大量のリクエストを効率的に処理するバッチAPIを提供、(3)ツールユース:Function Calling対応でエージェントアプリケーションの構築が可能、(4)JSON Mode:構造化出力の生成に対応を提供します。

LLMアプリ開発での活用として、リアルタイム性が求められるチャットボット・音声AI・ゲームNPC等のユースケースで特に威力を発揮します。APIがOpenAI互換のため、LangChain・LlamaIndex等のフレームワークから`base_url`を変更するだけで利用開始でき、既存のOpenAIベースのコードからの移行が容易です。なお、Groq(LPUチップの会社)とGrok(xAIの大規模言語モデル)は名前が似ていますが、まったく別のプロダクトです。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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