一文定義
エージェンティックRAGとは、従来の単純なRAGをエージェントが動的に制御する高度なアーキテクチャで、クエリ分解・複数ソース選択・結果の評価・再検索を自律的に行い、複雑な質問に対応します。
詳細解説
エージェンティックRAG(Agentic RAG)とは、AIエージェントがRAG(検索拡張生成)パイプライン全体を動的に制御する高度なアーキテクチャです。単純な「検索→生成」の一方向フローを超え、複数の推論ステップを経て最適な回答を得ます。
従来のRAGが「1回の検索で取得したドキュメントをそのまま使う」のに対し、エージェンティックRAGは以下を動的に実行します。複雑な質問の分解(クエリ分解)、複数のデータソースや検索ツールの選択、検索結果の評価と不十分な場合の再検索、段階的な推論による最終回答の構築です。
LangGraphやLlamaIndexのAgentic RAGフレームワークが代表的な実装基盤です。マルチホップ質問(複数の推論ステップを要する質問)や、異なる種類のデータソース(テキスト・コード・表・グラフ)を組み合わせる必要がある場面で特に有効です。
課題としては、複数の検索・推論ステップによるレイテンシの増加と、エラーの伝播(途中の推論が誤ると最終回答も誤る)があります。
参考情報・出典
- ▸Agentic RAG with LangGraph— LangChain / LangGraph(参照日: 2026-02-26)
- ▸LlamaIndex Agentic RAG Documentation— LlamaIndex(参照日: 2026-02-26)
最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ