一文定義
ツール拡張生成とは、LLMが外部ツール(電卓・検索・コード実行等)を呼び出して回答を生成するアーキテクチャで、RAGを超えた能動的な情報取得・処理が可能で、ReActフレームワークが代表的です。
詳細解説
ツール拡張生成(Tool-Augmented Generation、TAG)とは、LLMが単独で回答を生成するのではなく、外部ツールやAPIを動的に呼び出し、その結果を組み合わせて最終回答を生成するアーキテクチャです。
RAGとの比較で理解するのが有効です:RAGは情報検索→読み込みという受動的なプロセスですが、TAGはLLMが「どのツールをどう使うか」を推論して能動的に行動します。
主な活用ツール: - **検索エンジン**:最新情報の取得(Web検索) - **コード実行環境**:Python/JavaScriptを実行し計算・データ処理 - **データベース・API**:外部サービスからの情報取得・更新 - **電卓・数値計算**:正確な算術演算(LLMが苦手とする計算をアウトソース) - **ファイル操作**:ドキュメント読み取り・編集
代表的な実装フレームワーク: - **ReAct**(2022年):推論(Reasoning)と行動(Acting)を交互に繰り返すパターン - **OpenAI Function Calling / Tool Use**:JSONスキーマでツールを定義してLLMに渡す標準的手法 - **LangChain Tools / LlamaIndex Tools**:ツール管理とエージェントを統合したフレームワーク
現代のAIエージェントはほぼすべてTAGの考え方を基盤としており、Claude・GPT-4・Geminiいずれもネイティブなツール使用機能を持っています。
参考情報・出典
- ▸ReAct: Synergizing Reasoning and Acting in Language Models— arXiv / Yao et al.(参照日: 2026-02-26)