一文定義
トークナイザーとは、テキストをLLMが処理できるトークン単位に分割するツール・アルゴリズムです。トークン化の方式がモデルの日本語処理能力やコストに直接影響します。
詳細解説
トークナイザー(Tokenizer)とは、人間が扱うテキスト文字列をLLMが処理できる「トークン」という単位に変換(トークン化)するアルゴリズム・ツールです。LLMはテキストを直接処理するのではなく、トークナイザーによって数値IDに変換されたトークン列を入力として受け取ります。
主要なトークン化手法として、BPE(Byte-Pair Encoding)はOpenAIのGPTシリーズが採用する手法で、頻出する文字・単語のペアを繰り返し結合して語彙を構築します。WordPieceはBERTが採用し、サブワード分割を行います。SentencePieceはGoogleが開発した言語非依存のサブワード分割ライブラリです。
日本語におけるトークナイザーの重要性は特に高く、日本語は英語より同じ内容を表現するのに多くのトークンを消費する傾向があります(文字単位・形態素単位での分割になりやすいため)。例えば「東京オリンピック」は英語の "Tokyo Olympics" より多くのトークンに分割されることがあります。これはAPIの利用コスト・コンテキストウィンドウの消費効率に直接影響します。モデルごとにトークナイザーが異なり、GPT-4のtiktoken、Claudeのトークナイザーなどはそれぞれ日本語の効率が異なります。Hugging Face Tokenizersライブラリでは各モデルのトークナイザーを簡単に利用・比較できます。
参考情報・出典
- ▸Hugging Face Tokenizers Documentation— Hugging Face(参照日: 2026-02-25)
- ▸tiktoken - OpenAI Tokenizer— OpenAI / GitHub(参照日: 2026-02-25)