基礎概念

ニューラルアーキテクチャ探索

ニューラルアーキテクチャたんさく

一文定義

最適なニューラルネットワーク構造を自動的に探索するAI技術(NAS)。人間によるアーキテクチャ設計を自動化する。

詳細解説

ニューラルアーキテクチャ探索(Neural Architecture Search, NAS)とは、機械学習タスクに対して最適なニューラルネットワークの構造(層数・幅・接続パターン・活性化関数等)を自動的に探索するAutoML技術の一分野です。熟練した研究者が数週間かけて手設計していたアーキテクチャを、自動化されたサーチアルゴリズムで探索します。

NASの主要アプローチとして、(1)強化学習ベース(Zoph & Le 2017):コントローラーRNNがアーキテクチャを生成し、学習させた子モデルの精度を報酬として強化学習でコントローラーを改善(計算コストが高い)、(2)進化的アルゴリズム:集団遺伝学的な変異・交叉でアーキテクチャを進化、(3)勾配ベース(DARTS:Differentiable Architecture Search):アーキテクチャ選択を連続緩和して勾配降下法で最適化するため高速、(4)ランダムサーチ+早期終了(Random NAS)があります。

NASの成果として、EfficientNet・NASNet・MobileNetV3など、人間設計のネットワークを超える精度・効率性を持つアーキテクチャが自動的に発見されています。

LLMの文脈では、Transformerのヘッド数・層数・FFN幅の最適化にNASを応用する研究が進んでいますが、訓練コストの大きさから実用化は限定的です。ハードウェア制約(推論レイテンシ・メモリ)を考慮したHardware-Aware NASが実装向けに注目されています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

AIスキルだけでなく、自分と未来を再設計する

生成AI活用力を体系的に習得し、自己理解・キャリアデザインを深め、志を同じくする仲間と共に学ぶ場がここにあります。

AIリブートアカデミーを見る