基礎概念

自然言語推論(NLI)

じぜんげんごすいろん

一文定義

自然言語推論(NLI)とは、前提文と仮説文のペアから「含意・矛盾・中立」の関係を判定するNLPの基礎タスクです。LLMの言語理解能力の評価指標として使われ、ファクトチェックや情報抽出にも応用されます。

詳細解説

自然言語推論(Natural Language Inference、NLI)とは、「前提(Premise)」と「仮説(Hypothesis)」という二つの文を与えられ、その関係が「含意(Entailment)」「矛盾(Contradiction)」「中立(Neutral)」のどれかを判定するタスクです。テキスト間含意(Textual Entailment、TE)とも呼ばれます。

三つのラベルの意味を説明します。含意(Entailment)は前提が正しければ仮説も必ず正しいケース、矛盾(Contradiction)は前提が正しければ仮説は必ず誤りになるケース、中立(Neutral)は前提から仮説の真偽が判断できないケースを指します。

主要なベンチマークとしてSNLI(Stanford Natural Language Inference、57万件)、MultiNLI(マルチジャンル、43万件)、SciNLI(科学論文特化)などがあります。BERTなど初期のPretraining-Finetuningモデルの評価で中心的な役割を担いました。

実用的な応用としては、ファクトチェックシステム(主張と証拠の関係判定)、質問応答(回答候補の検証)、情報抽出(関係の妥当性確認)、テキスト要約評価などが挙げられます。LLMの登場以降はゼロショット・フューショットでの高性能が当たり前となり、NLI自体がLLMの基礎能力の一部として内包されています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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