実装

AIゲートウェイ

エーアイゲートウェイ

一文定義

複数のLLM APIへのアクセスを一元管理するプロキシ層。認証・レートリミット・コスト追跡・フォールバック・キャッシュを統合管理する。

詳細解説

AIゲートウェイ(AI Gateway)とは、アプリケーションとLLM APIプロバイダー(OpenAI・Anthropic・Google・Cohere等)の間に位置するプロキシサーバーで、複数のAI APIへのアクセスを一元的に管理・制御するミドルウェアです。「LLMのためのAPI管理レイヤー」として、エンタープライズ環境でのAI利用の可視性・コントロール・コスト管理を実現します。

主要機能として、(1)統一API:異なるプロバイダーのAPI仕様の差異を吸収し、アプリケーションは単一のエンドポイントを呼び出すだけで複数モデルにアクセス可能、(2)認証・認可:API キーの一元管理。チーム・プロジェクト・環境別にキーをスコープし、クライアントには仮想キーを発行してプロバイダーキーを隠蔽、(3)レートリミット:プロバイダーのレート制限への対応とアプリ内レート制御を統合管理、(4)コスト追跡:トークン使用量・コストをチーム・プロジェクト・ユーザー別にリアルタイム追跡・予算アラート設定、(5)キャッシュ:同一プロンプトへの重複リクエストをキャッシュして応答時間を短縮しAPIコストを削減、(6)フォールバック・ロードバランシング:プライマリモデルが利用不可の場合に自動的に代替モデルへ切り替え、(7)ロギング・可観測性:全リクエスト・レスポンスのログ収集とメトリクス分析があります。

代表的なソリューションとして、LiteLLM(OSSのPythonプロキシ・ゲートウェイ)・Portkey(クラウドAIゲートウェイ)・Kong AI Gateway(エンタープライズ向けAPIゲートウェイのAI拡張)・Cloudflare AI Gateway・AWS Bedrock Guardrailsがあります。

セキュリティの観点から、AIゲートウェイはプロンプトインジェクション検出・PII(個人識別情報)のマスキング・コンテンツフィルタリングの実装箇所としても適しており、組織のAI利用ポリシーの執行ポイントとして機能します。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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