実装

A2A(Agent-to-Agent Protocol)

エーツーエー

一文定義

AIエージェント同士が標準化されたプロトコルで通信・協調するための仕様。Googleが提案しマルチエージェントシステムの相互運用性を高める。

詳細解説

A2A(Agent-to-Agent Protocol)とは、異なるフレームワーク・プロバイダーで構築されたAIエージェント同士が標準化されたプロトコルで通信・協調するためのオープン仕様です。Googleが2025年に提案し、50以上の企業・パートナーが参加を表明しています。AnthropicのMCP(Model Context Protocol)がエージェントと外部ツール・データの接続を標準化するのに対し、A2Aはエージェント間の通信を標準化する補完的な位置づけです。

設計思想として、A2Aは以下の課題を解決します。現在のマルチエージェントシステムでは、LangChain・AutoGen・CrewAI等のフレームワークごとにエージェントの通信方式が異なり、異なるフレームワークで構築されたエージェント同士が連携することが困難です。A2Aは共通プロトコルを定義することで、ベンダーやフレームワークに依存しないエージェント間通信を実現します。

主要な構成要素として、(1)Agent Card:エージェントの能力・スキル・エンドポイントを記述したJSON形式のメタデータ。他のエージェントがAgent Cardを読んで「何ができるエージェントか」を理解、(2)Task:エージェント間でやり取りされるタスクオブジェクト。タスクの作成・更新・完了をライフサイクルとして管理、(3)Message / Part:テキスト・ファイル・構造化データ等を含むメッセージ形式。マルチモーダルなデータ交換に対応、(4)Streaming:Server-Sent Events(SSE)によるリアルタイムのタスク進捗通知を定義しています。

MCPとの関係として、A2Aは「エージェント↔エージェント」の水平通信を標準化し、MCPは「エージェント↔ツール/データ」の垂直統合を標準化します。両者は競合ではなく補完関係にあり、A2A対応エージェントがMCP経由で外部ツールにアクセスするアーキテクチャが想定されています。

参考情報・出典

最終更新: 2026-02-26← 用語集一覧へ

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